最初の就職先で本当に人生は決まってしまうのか?(前編)

こんにちは!新卒採用メディア編集長の澤田です。本日はいつもお世話になっている、滑石 吏紗さんをゲストライターに迎え記事を作成して頂きました。滑石さんとご縁を頂いて10ヶ月程ではありますが、就職活動支援に対する共感が多く、何かと一緒にプロジェクトをさせて頂いています。

志高く、人柄も良いことから、滑石さんを応援する方が多い。そんな滑石ファンクラブの会員が多い様に感じています。(笑)私が余り長く書き過ぎるとウズウズされる方も多いと思いますのでこの辺で。では、滑石さん宜しくお願い致します!!

最初の就職先で本当に人生は決まってしまうのか?(ゲストライティング)

はじめに・・・

12289499_1744811739074145_2077505066919354739_n

ゲストライター

皆様、はじめまして。滑石 吏紗と申します。本日は公私ともに信頼している澤田様より、『新卒採用メディア』100記事更新の記念ゲストライターとしてこちらにお邪魔しております。

澤田さんとは、“ 志ごと” として関わる共通の知人を通して今年の2月に知り合いました。最近の共に行った活動は、私が総合プロデュースさせて頂いた『理系学生のコミュニケーション場創り』におきましても、ファシリテーターとして活躍してくださいました。

14680585_1882744075280910_8250024942822922341_n

『理系学生のコミュニケーション場創り』

理系学生のコミュニケーション場創り

本日は、就職活動の真っ只中にいらっしゃる学生。これから就職活動予定の学生。企業に内定が決定したものの、心の中では不安がいっぱいの学生の皆さん。

そして、社会に出て、何らかの組織に所属し、心のモヤモヤを感じながら今を生きている社会人の方。そんな方々に向けてメッセージをお伝えしようと思っています。

東京から全てを捨てて福岡へ。

東京でのお仕事

私は東京に本社を構える大手の総合人材サービスの会社に就職し、営業総本部という場所で人事労務給与、労働事務の公的手続き、マニュアルの整備や、BPM(企業の全社的な業務の流れ(ビジネス プロセス)を把握・分析し、

経営目標に従って継続的に改善・最適化していくこと)、CSV戦略、特例子会社アウトソーシング業務効率化等、「人」と「働く」の部分の業務を担当しておりました。言うなれば縁の下の力持ちのようなお仕事です。

福岡へのJターン

そして2年程前に、業界・業種・職種・地域を全てキャリアチェンジを試み、福岡にJターン致しました。異業界・異業種への転職を行うという事は、スポーツに例えると野球選手がサッカー選手になるようなもの。そんな中、「新しい価値の創造」をワークコンセプトにし、0からのスタートを切りました。

入社から約1年後に新規の部門の発足に携わり、現在は西日本エリアに属する法人・官公庁・教育機関の皆様と、日々様々な観点からご一緒させていただいております。

たった1つのメッセージ

考えてみて欲しい

あなたは誰ですか?どこから来てどこへ向かいますか?それは何故ですか?

"自己紹介を上記の視点で一人3分以内。生まれてから今まで、そして未来という時間軸で自分を本気で紹介してください。短くもあなたという人物をより正確に表現してください。"

こちらの問いは私が現在メンターとして関わらせて頂いている、福岡県中小企業経営者協会様主催の【Liberal Arts Program for Next Leaders 】の参加学生のオリエンテーションで、プレゼンテーション課題となったテーマです。

「いやいや、なにを急に言い出すんだ?」・「どこから来てって、出身言えばいいの??」・「どこへ向かうとか意味わかんないし…。」そう思ったあなた。

このメッセージでお伝えしたかったのはたった1つ。それは『生きる上で、軸を持つこと』の重要性です。時代の移り変わりとともに変化をしなければならないものは沢山あります。

しかし、その軸をブレずに保つことが、最も大変で尊いことなのです。これだけだと、「全然ピンとこない」かたもいらっしゃるとおもうのでもう少し続けます。

就職活動の裏側

学生の一大事 ”シューカツ。

先日、私が某国公立大学にお邪魔した時の事です。1人の大学生がある就活系のイベントに対し、「採用に直結しないセミナーや交流会は意味がないと思っています。その会場に人事は来ますか?」と私に尋ねました。

正直驚きました。社会人と学生が多様な意見交換を行う事で、学生が視野を広く持って就職活動と向き合える様になる事を目的としているにも関わらず、内定獲得だけを目指している様な発言が行われた事。その学生の就職に対する焦燥感が垣間見えました。

就職活動真っ只中の就活生にとって、業界・企業研究、自己分析はどうするのか。合格するエントリーシートの書き方、SPI対策、面接力の向上など「どうすれば内定が得られるのか」というハウツー系のセミナーのニーズが高いものです。

「こんな私でいたい」「こんなことにチャレンジしてみたい」「この世界に興味がある」「知らないことをもっと知ってみたい」そんなことよりも、就職・内定が気になるという事実。

ほんとうにそれでいいの?

“シューカツ”という言葉を携帯で変換できるようになったのはいつからでしょうか。その活動そのものに、沢山の支援ビジネスが成り立っていて、中には問題になっていたりする企業も存在していると聞きます。

学生が先生を以外で初めて出会う社会人は、いわゆる人事・採用・教育を取り扱う企業とその担当者なのです。だから、就活生にとって人事・採用の担当者は「内定」という贈り物をくれる神様みたいな存在かもしれません。

謎に包まれた組織・・・人事部

人事部。正直、学生の皆さんにとって、何とも謎につつまれた組織である思います。(この感覚は社会人にとっても人事部所属の方は殆どいない為、同じかと思います)

豆知識…人事部の構成とは??

人事部門の人員の規模感は、正社員全体の平均1.9%。

1000人企業で人事部門の人員は19人と試算される。

なお、企業規模が大きければ大きいほど規模の経済効果が働いて、人事部門の人員比率は低下する(1パーセントを下回る)とも言われている。

つまり、人事部は会社の全てではない、ということです。

そして、人事部の社員さんは根本がサラリーマンです。もっと言うなら、会社組織の中でもっとも「サラリーマンらしいサラリーマン」(*そういう方が多い傾向にある、という意味です。)の人々の集まりかもしれません。

多くの企業は、選考初期段階の面接の合否は採用担当者采配によってジャッジします。(前年の新入社員が担当する場合もある。)本来では中間管理職、もしくは支社長等。会社の重役たちが採用可否をジャッジするのが一般的。

人事部の社員は、上司から「なんでこんな(使えないやつ)合格させたんだ」と思われないように尽力します。“社交的で話し上手、笑顔が良い、はきはきしている、あまり尖っていない。そんな人が選考突破しやすい傾向にあります。

理由はシンプル。素直に経営理念に染まりやすいから。しかし、何十年もの会社の存続の中では置かれた環境、自社のサービスに自身で問いを立て自らを律し、変化の中前進することのできる人物が必要になってくるのです。

そうなると、似た者同士だけの組織では立ち行かなくなってくる。異なった目線や価値観を入れ社内の循環を良くする必要がある。その方法の一つが中途採用であったりするのです。

結局入ってみなきゃわからない。

「人事の雰囲気や社風に魅かれて・・・」正直なところ、社風なんて入ってみないと分かりません。実際は30分の面接や、集団討議、OJTなんかでは本当の「人となり(企業も学生も)」は分からないものなのです。入社後に見えてくるモノだったり経験から培っていくものなのです。(会社でも、自分自身でも)

入社して誰が自分の上司になるか、社内に中途社員がどのくらい居て、同僚の社内構成(配置)などでガラッと変わります。

また、職種もジョブローテーション(異動)により、一瞬で変わる事もあります。実際は望まずとも、命じられたら従うしかないことも多く存在するのです。

就職活動とは

つまり、本質は内定じゃない。就職活動とはこれから社会に出て行く準備をするという事。それを終えても、スタートラインに立つ権利を得たということにしかすぎないのです。だから、「企業が求める人物像」を意識しすぎるのはリスクが高いとも考えられます。

なによりも志向が大事。

このことは大学生に限らず、私や全ての社会人にも言えると思います。ものごとは、"捉え方"次第です。角度を変えて見てみると、すごく価値のあるものだったり、ヒントがあったりするものです。

また、自分だけで精一杯努力しても、登ることのできない山 (課題・問題)を同じ志向や、異なる価値観、多様な得意分野を持っている人と出逢うことで、点と点が線で繋がってカタチになることもあります。

“どの会社に入るのか”で成し遂げることが出来るのではなく、”どんな考え方を持っているか”で成し遂げることができるのです。

以下、脳科学者の茂木健一郎氏のブログで取り上げられた内容ですが、興味深いので是非ご一読ください。

日本の就活文化をぶち壊せ!!!

昨日、新幹線で品川駅に帰ってきて、改札を出たら、20人くらいの「就活生」の女子がいた。みな、例の白いブラウスに、黒いジャケットみたいなのを着ていた。歩く私の視野に、彼女たちの笑顔が飛び込んできた。彼女たちは、笑っていた。

何度目かの驚きだったのだが、白いブラウス、黒いジャケット以外にも、髪型や、メークの仕方まで、何からなにまでみんな同じだった。しかも、髪の毛はみんな黒かった。私は、無言のまま、品川駅近くの雑踏に入っていった。

それから2時間後くらい。私は街を歩いていた。近くにある女子大の授業が終わったらしく、たくさんの学生が出てきていた。彼女たちの服装は色とりどりで、髪の毛もさまざまな色をしていて、ヘアスタイルももちろんそれぞれだった。

さて、全体主義でもなく(おそらく)、独裁者もいず(おそらく)、おまけに、個性や独創性が大切だと(おそらく)言われている先進国(おそらく)で、いかに、就活というマジックワードで、色とりどりから、白黒同じ髪型同じメークへの変貌が起こるのか、私は理解できないし、理解したいとも思わぬ。

就活については、そもそも、新卒一括採用が現代の人権原理から見て「違法」だと私は繰り返し指摘している。さらに、就活の際に、みなが判を押したようにコピーの格好をすることが、現代において異常なことだと、私は繰り返し発言している。

誰もルールを決めているわけではないと、訳知り顔の大人は言う。しかし、リクナビにせよ、マイナビにせよ、あるいは就活生にリクルートスーツを売っている業者にせよ、今の「惨状」(敢えて「惨状」と言う)をつくっている責任を感じるべきだし、改善するための努力をすべきだと私は思う。

就活のシステムをつくっている大人たちは、この国を、どうしたいのか。全体主義の国にしたいのか? 没個性の国にしたいのか? 日本の就活文化が良いなんて、ぼくは全く思わないし、こんな没個性の慣行は、一瞬でも早くぶち壊してほしい。そのための必要な行動をとるよう、現場の大人たちに要請する。

http://lineblog.me/mogikenichiro/archives/3664376.html 茂木健一郎氏のブログより引用

これからの働き方って??

ものごとの生み出されるプロセスは未来→現在→過去

「原因があって結果があると言うより、原因は結果によって選ばれている」

例えば・・・“イノベーション”は最近の流行ワード。皆さんもきっと一度は耳にしたことがあると思います。私も新規の事業開発の担当者として、日々活動していく中で、聞かない日は無いといっても過言ではありません。

いや、むしろアチラコチラで言われすぎて、その言葉の本質を見失っていたり、真実の課題から考えた結果、生み出される解決方法ではなく、「イノベーション」を起こす。という目的に向かって無理に案件化しようとしているものがあるようにも感じています。

しかし、今後の社会の発展において、既存の延長とは違う新しい発想と、その実行が求められることは明確なのです。

企業として利益を出すのであれば、その価値の目指す方向は、会社の存続や事業拡大という目線は忘れてはならず、自社のコアコンピタンス(圧倒的な強み、主力商品、リソース)を活用し、継続して貢献できるスキームの構築を目指す必要があるのです。

人の仕事はなくなっていく

さらに、これからAI(人工知能)の技術が向上して、人間の仕事は減っていく。今の職が脅かされたとき、他の仕事にどう適応出来るかがとても大事になってくる。

オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」

あーもうなんなんだよ、じゃあどうすれば?

「現在どのようなことが足りてなくて、どんなことが求められているのか」・「必要であるにもかかわらず、具体的な解決策が存在しないのはどうしてなのか」

磨くべきは表面的なスキルじゃなくて、どんな仕事にも基点を効かせる事が出来る、『課題を設定する力』・『問いかけ力』・『仮説検証する力』・『チーム形成能力』のような“本質のスキル”です。「課題解決の芽=糸口」に対し、根気強く目を光らせる作業がその後に必要とされるものなのです。

世の中を形成しているものには「所属」「組織」「グループ」等、様々なカテゴリーが常に存在し、その組織を更に細分化するプロセスの中で、人は人を「立場」や「役職」等で分類しています。(例えるのであれば、○○課、○○グループ等の組織を形成する「立場」と、リーダー、部長、社長、専務、等の「役職」。)

しかし、いわゆる「役職者」が新しい物事を成し遂げるキーマン(key man)・キーパーソン(key person)(ストーリー展開のkey「鍵」となる人物)であるとは限りません。

ではどのように道を切り開けば良いのでしょうか?

成功法は明文化されてはいません。ですが、物事を進める上では、先入観を捨て、自身の持っているカード(=情報)の深みや重要性のみで判断せず、メンバーに共有することによって、相手の持っているカード(=情報、得意分野)を推理、行動の方向性を推測し、連鎖を、統率していく能力は必要不可欠です。

どうやってアイディアをカタチにしていくのか・・・?それについてはまたの機会にお伝えできたらと思います。

内定、就職はゴールじゃない。

結局、なにが言いたかったの?それはどんな人物も「未来は創れる」ということです。就活中は内定が欲しくて欲しくてたまらないでしょう。

企業の採用担当も、「一生のことだから、しっかり考えて決めてほしい」なんて言いますし、(でも実際は、そう言っている担当者自身が転職したばっかりってケースも多々あるのが現状です。)学校でもアルバイト先でも、友達との話題も、就職活動の話題ばっかり。

しかし、実際のところ入社してみないとわかりません。ですから、やはり「どの会社に入るかで一生は決まらない」のです。

未来を創造する人

どんな人であっても、『社会との繋がりの中で多くの気づきを得て、小さくとも眼の前のことに真摯に向き合い、チャンスを活かすことによって自身の価値は形成され、新しい未来を創造する人になれる』時代であるということです。

個人で勝負するということ

「私は●●商事」「私は××銀行」と企業名で自己紹介すると、「すごいね」「さすが」と言われる。

そんな光景は今でもよく眼にします。しかし、もはやそれを信用してはいけないと思います。現在は、同じ企業に勤めていても価値を提供出来る人とそうでない人に分かれているからです。

社会人になってからの時間は思った以上に長く、道のりは険しいものなのです。「どの会社に入るか」より「どう過ごすか」が今後にもたらす影響の方が遥かに大きい。

つまり、言い換えれば、後天的な活かし方によっては、「“個人”で勝負できる時代」になってきているとも言えるのです。

後編はコチラ

最初の就職先で本当に人生は決まってしまうのか?(後編)

□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆

-新卒採用メディア運営-
福岡の新卒採用コンサルティング会社(代行会社)
クリックエンターテイメント株式会社
TEL.092-292-7403
web http://clickent.co.jp

□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆

The following two tabs change content below.
生田 光美
国家資格キャリアコンサルタント厚生労働省認定CDA。旅行業界に入社後、半年でトップセールスを獲得。3年連続MVPを獲得後、人材業界へ転身。 九州での経験に加え、東京での数年間のカウンセリングを経て、現在は就職エージェント九州で、カウンセリング責任者を務める。 年間500名以上のカウンセリングを行い、専門学校での非常勤講師も経験。その適切なフィードバックは多くの就職活動生の内定獲得につながっている。
生田 光美

最新記事 by 生田 光美 (全て見る)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ABOUTこの記事をかいた人

生田 光美

国家資格キャリアコンサルタント厚生労働省認定CDA。旅行業界に入社後、半年でトップセールスを獲得。3年連続MVPを獲得後、人材業界へ転身。 九州での経験に加え、東京での数年間のカウンセリングを経て、現在は就職エージェント九州で、カウンセリング責任者を務める。 年間500名以上のカウンセリングを行い、専門学校での非常勤講師も経験。その適切なフィードバックは多くの就職活動生の内定獲得につながっている。