就職氷河期なんて存在しなかったのか。
こんにちは!新卒採用メディア編集長の澤田です。本日は"就職氷河期"について記事を作成致します。現在で売手市場と言われ新卒採用を行う企業求人の数が就活を行う学生の総数に対し多いという事です。
この状況を指しているわけなのですが、実際はどうなのでしょう。2010年卒から2013年までの4年間、就職活動は就職氷河期と言われました。
就職氷河期とは新卒採用を行う企業求人の数が就活学生総数に対し少ないという事で、全ての学生が就職先を決定出来る訳ではなく、"就職浪人"や未内定のまま卒業を迎えるという事態の学生が存在していました。(正確には今でも存在します。)
私の一個人的な意見ですので、参考までにご覧下さい。
Contents
求人倍率
求人倍率とは
求人倍率(きゅうじんばいりつ)とは、経済指標のひとつ。求職者(仕事を探している人)1人あたり何件の求人があるかを示すもので、受験でいう競争率を逆数にした数値ともいえる。
たとえば、求人倍率が 1.0 より高ければ、「仕事を探している人」の数よりも「企業が求める人数」のほうが多いということであり、「競争率が1.0 を下回る」とも言い換えられる。
一般に求人倍率が高い( = 競争率が1.0 を下回る)社会は、企業がより多くの労働者を求めており、つまりそれだけ経済に活気があると考えられる。
大学進学率
大学進学者数の推移
とは言っても、現在は昔に比べて大学に進学を希望する高校生も多く、実際に少子化の影響で若手人材の人数は減ったものの、その分大学進学率はアップしているので、新卒対象者は多いのです。
大学のユニバーサル化の経緯を読み解くには、大学進学率のグラフだけでは不十分です。そこで、図2では、大学進学率と19〜22歳人口(主に大学に入学する年齢人口)を示します。
ここで、特に19〜22歳人口(図中、赤線)に注目すると、1993年に最も多く、約816万人であることがわかります。それに対して、2009年には、19〜22歳人口は約513万人となっています。
このように、1990年代前半から、大学進学率が上昇を続ける一方、19〜22歳人口は減少し続けていることがわかります。
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各年度の大学進学率と、19〜22歳人口のデータを用いることで、その年度ごとの実際の大学生数を計算することができます。
ここで、1993年、2000年、2009年を対象に、大学生数の推移を計算すると、以下のような結果となりました。
・最も19〜22歳人口が多かった1993年の大学生数は、約240万人
・中間の時期である2000年の大学生数は、約275万人
・大学進学率が50%を超えた2009年の大学生数は、約285万人http://www.otaru-uc.ac.jp/hkyomu1/fdhome/colum/fd-c36.htm 引用
私立大学の増加

1991年、文部科学省(当時文部省)が自由に学部を開設できるように大学設置基準の条件を大幅に下げました。そして、2003年、大学新設を基本的 に抑えるそれまでの方針が見直され、新規参入が容易になりました。
この結果、1992年に523校だった四年制大学は、2012年時点では783校にまで増えていったのです。そして、大学進学者も増加したことから、少子化による大学生の低下ということではないような気がしております。
私立大学の増加から考えられる懸念
大学生の質低下
大きな要素は大学生の質が低下するのです。偏差値により入学出来る大学は限られ、国公立には進学出来ない高校生が入学ハードルの低い私立大学へと流れるのです。(正直私もその1名です。笑)*とは言っても最終学歴は工業高校卒です。
高卒の仕事と大卒の仕事
私は高卒であるから故に感じている事があります。それは高卒で就職する職業と大卒で就職する職業が異なる事です。18歳で高校を卒業して初めて就職した電気通信工事業。
高卒人材であれば現場作業員で大卒人材であれば施工管理職や設計職です。そもそも求人職種が異なるのです。勿論給与にも差があり大卒者が多く、高卒者が少ない。というのはもはや説明するまでもありません。
就職氷河期なんて存在しなかったのか
質が低下した事による、就職困難者の増加
就職支援を行う中で、毎年就職先決定に苦労している学生は絶対数としています。これは家庭の事情や拘りによることから就職先決定に苦労している人は該当しません。
決まる学生と決まらない学生
就活生が就職活動を行う中で、就職先がすぐに決まる。複数の内定先を確保する人材という人気学生が毎年いる中、就活に苦戦する学生も毎年いるのです。
就職氷河期というのは質の低下により、大学生の新卒採用を行う企業の採用ハードルを越えることの出来ない学生ばかりだったのではないか。という1説が浮かびます。
要するに就職氷河期にも関わらず決まる学生は決まる。ということなのです。
就職氷河期にも関わらず、大手企業7社内定
竹中 結輝 氏
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エンジニアを志し、理系大学に入学。就職活動では、就職氷河期にも関わらず「大手企業7社のみ受験して全て合格」した。第一志望の大手電機メーカーに入社し、医療福祉ロボットをはじめ、新規事業の事業化推進。
入社2年目には、自ら提案したテーマが全社プロジェクトとなり、プロジェクトリーダーとして取り組んだ。「大手企業では若手にチャンスがない」、「一流大学を卒業しなければ活躍できない」、そんな固定概念に縛られている人が多い。
私も昔そうだった。でも、気付いた。自分に言い訳して、逃げているだけだということを。私は気付くまでに21年かかった。あと1年早く気付いていれば・・・、いつも思う。
この後悔が今、私の原動力。これからの新時代を担う若者に、少しでも気付きを与えたい。講師になることを決意。全ては自分次第。今を「本気」で生きることが大切。過去にとらわれても何も生まれない。
今の「生き方」が未来を造る。「今できることがある、今すべきことがある。」人生のヒントを見つけて欲しい。
この方の様に、就職氷河期であっても売手市場であっても努力をすれば決まる人は決まるのです。決まる人にとっては就職氷河期なんて関係のないことなのです。
大切なことを見失う
何事にも覚悟を決めるということや、1つのことに対し一生懸命頑張るという様なことや、身の回りの人を大切にするということや、働くことに意義を見出すという様なことをしっかりと考えれる人が少なくなってきた様に思います。
良い人材とは何か。という答えはひとつではないと思いますが、しっかりと考え魅力のある人材になってほしいと思います。
以上、本日もご一読頂き有難う御座いました。
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生田 光美

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